毎年決まった季節になると花粉症に悩まされるという方は多いのではないでしょうか。ザイザルは花粉によるアレルギー症状を抑える効果があります。つらい症状に悩んでいる方は当サイトで、花粉症やその治療薬について詳しく見ていきましょう!

ザイザルの効果を知って治療をしよう

ザイザルの飲み合わせNGなのは?

ザイザルの添付文書(薬の説明書)には、併用禁忌、つまり「併用しないこと」とされている薬剤あるいは食品等の記載はありませんが、併用注意、「併用に注意すること」としては4つ挙げられています。
ここでいう、併用に注意する、というのは、絶対駄目な「併用禁忌」のワンランク下の注意で、飲み合わせが悪いので出来たら避けましょう、というニュアンスです。

テオフィリン
テオフィリンは気管支喘息などで使われる薬ですが、商品名では「テオドール」「ユニフィル」などが有名です。
現在ではジェネリック医薬品も多くあり、「テオフィリン徐放錠」等の名前で販売されています。
このテオフィリンとザイザルを飲み合わせると、具体的な機序は不明ですが、ザイザルの体からの排泄が減り体内での曝露量が増加する、つまり薬が効きすぎて副作用が出やすいことが報告されています。
リトナビル
リトナビルは、抗ウイルス作用を持ち、ヒト免疫不全ウイルスやC型肝炎ウイルス感染症の治療に使用される医薬品ですので、馴染みはあまりないかもしれません。
こちらも、飲み合わせると、ザイザルの腎臓からの排泄が阻害されて、曝露量が増加し、薬が効きすぎて副作用が現れやすくなります。
中枢神経抑制剤・アルコール
中枢神経抑制剤の例としては、強力精神安定剤、パーキンソン病治療剤、抗てんかん薬などがあります。
ザイザル自体が中枢神経に影響を与える可能性があるため、飲み合わせると、その作用が増強される可能性があります。
つまり、ザイザル単独でも眠気を催すことが有り、さらにアルコールや中枢神経抑制薬を併用すると、眠気などが強く出やすい、ということです。
ピルシカイニド塩酸塩水和物
商品名でいうと「サンリズム」で不整脈の治療に使われます。
機序は明らかではないですが、飲み合わせると、両剤の血中濃度が上昇し、ピルシカイニド塩酸塩水和物の副作用が発現したとの報告があります。

お酒との併用は可能?

ビール

上述したように、ザイザルの併用注意、つまり飲み合わせの悪いもの、としてアルコールが挙げられていますので、出来るだけ避けたほうがいいことは間違いありません。
ただ、通年性のアレルギー性鼻炎で継続して服用していたり、花粉症などの季節性アレルギーで数ヶ月に渡り毎日ザイザルを服用する場合など、その期間ずっとお酒はのめないの?となると普段から飲酒を楽しむ方には辛いですよね。
ザイザルは、アルコールによって排泄が阻害されたりするわけではなく、薬自体がアルコールの影響を受けるわけではありません。

ただ、ザイザルの持つ「眠気」の副作用が、アルコールの持つ鎮静作用とあいまって、強く出やすくなる、ということです。
ザイザルの飲み方は、1日1回就寝前服用となっており、副作用の中でも「傾眠」(眠くなること)は一番多く、成人で傾眠が6.0%報告されています。
お酒をのむのは夕方、夜が多いと思いますので、お酒を楽しんだ後にザイザルを服用して寝る場合には、翌日の朝に眠気が残ったり、午前中ボーっとしてしまう可能性があるので、注意が必要です。

結論としては、「ザイザルとお酒との併用は可能」ではありますが、アルコール自体の持つ鎮静作用と、ザイザルの持つ「傾眠」の副作用があいまって、余計に眠くなる可能性があります。
翌日に眠気が残ることが想定されるので、注意しなければならない、といえます。
また、薬の副作用は人によって違いますので、普段から眠気が出ている方は、アルコールをのむと更に眠気が残りやすいと考えられます。
翌朝早くから車の運転をする方や、大事な仕事や大切な予定のある方は、アレルギーの治療を優先し、アルコールは控えたほうが賢明ではないでしょうか。

ザイザルについて